初めてのパリ営業(2)

初めてパリに営業に行ったのが2000年の初夏だったかな?
因みにヨーロッパに行ったのもこの時が初めてでした。

ヤンゴンにある当時の日系ホテルの総支配人がパリのホテルから移って来られた方で、太郎をみて心配されたようで在パリのお知り合いを紹介して頂きました。

パリのホテルも知り合いの業界紙の人の紹介で在パリのホテル予約業務をしている方を紹介して頂き、皆の助けのお陰でだんだん格好が付いて来た感じがしてました。

バンコクから乗ったタイ国際航空も何故か、ビジネスクラスにアップグレード、
「ラッキー、今回はこりゃ、ついてるな」と1人、喜んでました。
ここでツキを使い果たしてるとも知らずに。

パリに着いて空港から凱旋門まで空港のシャトルバスで行き歩いて5分ほどの安宿へ。
当時で1泊US$50相当だった気がします。

そしてアポを取っていた唯一の旅行会社「La Meson de Indochina」に行こうとして
地下鉄に乗るとこれが全く行き先が分からない。

ホームに次の駅の名前が書いていないので無茶苦茶不安になり、不安になった通り
何度か乗り継ぎを間違い、フランス人のお婆さんに地下鉄の乗り継ぎを尋ねられ(太郎が
フランス人に見えたのでしょうか?) 、おまけに理由は分かりませんが(アナウンスはありましたが何を行ってるのか全く分からず)列車は途中で止まるし。

何だかんだで最寄の駅に付いたのがアポの時刻の15分前。
そこから「La Meson de Indochina」の事務所に行くまで45分もかかってしまい遅刻をして
しまいました。

通りの名前だけで事務所の場所がわからなかったんですね。
何のことはない帰りは駅から10分ほどの場所でした。

「La Meson de Indochina」の事務所が見つからなかった1つの理由がその外観でした。
何でも元は映画館だったとの事でかなり古くて重厚な建物で、とても旅行会社には見えなかった。 
中に入るとまるで博物館のように茶器や民芸品がガラスのショーケースに陳列されており
旅行会社でよく見るようなパンフレットが見当たらない。

太郎は、その時点で「多分、事務所はこの建物の2階か、3階なんだろう」と思ってましたが
近くにいたスタッフが用件を聞くのでアポを取っていた人の名前を伝えて会いました。

その博物館みたいな建物の一番奥にその人はいました。

ナガの新年祭のスライドを見せて説明をして、あとで日程表と料金を送ると言うことで
合意し、ナガの写真をパンフレットに載せるのでスライドは置いていくことに。

最初のアポは、ジャブ程度でしたが何となく高揚した気分で事務所のドアを開けたのを覚えています。
それから紹介された在パリの日本人の事務所に行き挨拶をしてパリの業界の話を伺っていると、その方の本棚にパリの地図のようなものが!

それは住所を索引すると最寄の地下鉄の駅と駅からの行き方がわかる優れものでした。
その本を貸して貰い、それから飛び込みとインターネットで検索して頂いた旅行会社を
全て訪ねました。

その数、44社。

結果、担当者に1人も会えませんでした。
受付で断られるのがほとんど。

図書館みたいな事務所にスタッフが1人ずつ担当地域の本に囲まれてるような会社もあり
本当に驚きショックを受けました。
これが旅行会社なのかよ!!
本当にこう言う連中と仕事をしたいなと思ったんですが。

本当に担当者に会えない、アポが取れない。
紹介者がないと本当にアポが取れませんでした。

日本での飛び込み営業の経験がほとんど役に立てたなかった。

無理をして事務所に入り太郎が撮った写真を見せようとして怒鳴りつけられたことも
ありました。
電話でアポを取ろうとしても中々、取れないし。
せっかく取れても地下鉄の乗り方を間違えて遅刻をしたりして悲しかったです。

溜まるのは受付で貰った会社の名刺だけ。 マネージャーの名刺はゼロでした。
「La Meson de Indochina」で会った人は役員でしたが。

本社の上司に無理を言ってパリにまで営業に来させて貰ってこれかよ。
「どうしよう、やばいよな」と落ち込み始めてました。

頑張ってと応援してくれた部下、スタッフにも顔向けできません。
このまま帰ったら何も報告出来る事はない。

でも、それと同じくらい訪ねた旅行会社の中の数社、図書館の館員のようなスタッフ、ああいう旅行会社と取引をしたいと言う思いが強くなっていました。

話もロクにしてないのにあれが太郎のやりたがってるマーケットだと決め付けてました。
ヨーロッパになら、地域の専門知識を持ったスタッフが営業し手配をし顧客もそう言う知識を持って旅行をする、そう言うマーケットがあると思い来て、あったんだと言う気持ちもありましたが。 そこに入れない自分が悔しかったです。

欲しいマーケットが目の前にあるの食い込めない。
営業マンとしては許せないですよね

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